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更年期障害

更年期障害で治療を受けているにも関わらず、気分的な落ち込みや不安が続いている・・・という人はいませんか?それは単なる更年期障害ではなく、うつ病を伴っている可能性もあるので、まずは医師に相談してみましょう。

更年期障害とは

卵巣のはたらきが衰え、停止するまでの期間(閉経の前後10年)を「更年期」といい、この間に起こる心身のさまざまな症状を「更年期症状」といいます。その出方や程度、期間はさまざまで、ほとんど自覚症状がない人もいれば、長い間強い症状に苦しむ人も。中でも症状が重く、日常生活に支障をきたすほどひどい場合は「更年期障害」と診断されます。

原因は?

卵巣は35歳をピークに徐々に老化し、更年期に入る頃には女性ホルモン、特にエストロゲンの分泌が急激に減少します。エストロゲンの分泌が減り始めると月経周期に変化がみられ、これが更年期における最初のサインです。やがては閉経を迎えるわけですが、徐々に周期が長くなるわけではなく、更年期の始めには周期が短くなることもあります。そして、月経が不規則になるのと前後して、更年期症状が現れ始めるのです。


主な症状

更年期症状は多岐にわたり、下記に示した以外の症状が出ることもあるでしょう。また、ホルモン分泌の乱れに対して心身が敏感に反応する人とそれほどでもない人がいるので、症状の強さにもかなりの個人差がみられます。

分類

症状

血管運動神経系

火照りやのぼせ(ホットフラッシュ)、発汗、冷え、動悸、息切れ、むくみ

精神神経系

頭痛、めまい、不眠、不安感、イライラ、憂鬱、ウツ状態、耳鳴り、立ちくらみ

運動器官系

腰痛、肩こり、関節痛、背部痛、筋肉痛、疲労感

消化器系

食欲不振、吐き気、便秘、下痢、喉の渇き、口臭、胃もたれ、胸焼け

泌尿器系

頻尿、残尿感、排尿痛、血尿、尿失禁

生殖器系

月経異常、膣乾燥感、性交痛、性欲低下

知覚系

しびれ、知覚鈍麻、知覚過敏、蟻走感、視力低下

皮膚系

皮膚の乾燥、かゆみ、シワ、くすみ

治療の種類と方法

更年期障害の治療には、主に「薬物療法」と「心理療法」などがあります。

薬物療法

ホルモン薬

急激に減少する女性ホルモンを補充することで、ホルモンバランスを整えるものです。のぼせや火照り、発汗などの血管運動神経系が主症状となっている時に用いられます。

漢方薬

「気」「血」「水」の流れを改善し、全身のバランスを整えるものです。軽度の更年期症状をはじめ、ホルモン薬を使えない場合などによく用いられます。

自律神経調整薬

自律神経全体のバランスを整える薬です。漢方薬と同様、軽度の更年期障害やホルモン薬を使えない場合などによく用いられます。

心理療法

更年期症状には体に関わるものだけでなく、「イライラ」「不安感」「ウツ状態」など心に関わるものが多くあるため、症状の原因が精神的な問題にある場合などには心理療法が用いられます。これは日常生活に張りをつくるようにしたり、物事の考え方を変えてみたりして、心理的な側面から症状を軽減していく方法です。

患者さんの家族や周囲の方へ

更年期を迎える時期は子供が独立あるいは結婚したり、親の介護をするようになったりというような環境の変化に加え、家庭内や職場などでのストレスが重なる時期でもあり、これも更年期症状を招く原因となります。ご家族や周囲の方がじっくり話しを聞いてあげることで気持ちがラクになり、更年期症状が緩和されるケースも多いので、特にご家族の方は会話の機会をできるだけ多く持つよう心がけてください。


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